脚気

 

脚気の検査、したことありますか?

膝のあたりをコンコンとたたくと、

足がビヨーンと、反応する、あの検査。

 

脚気は、ビタミンB1不足でおきます。

日本は古来から、一汁三菜、

つまり、飯、汁、菜の質素な食事をしていましたが、

ビタミンB1は、飯の玄米に多く含まれていました。

 

コメの糠にビタミンB1が多く含まれていることは、

みなさん、ご存知だと思います。

 

脚気は、奈良時代にはすでに現れていて、

当時は、上流階級の人々は白米を食べていたからです。

 

江戸時代には、江戸や大阪では、庶民も白米を食べるようになり、

都市部に行くと病気になるが、田舎に帰ると治ってしまうことから、

江戸患いや、大阪市では腫れと呼ばれていました。

 

日露戦争では、戦病死者37000に対して、

脚気によるものが、28000人、

白米ばかりたべていたことによるものです。

 

明治後期から大正時代にもっとも多くの米を食べていました。

1人1日あたり、なんと、平均で3合、

成人男性で5、6合食べていました。

 

米ばかり食べては、健康にもちろん、良いわけがなく、

戦前まで、平均寿命が40才代と、短命でした。

糖質制限ダイエット

 

今、流行の糖質制限ダイエット

どんな仕組みで痩せると言われているか、知っていますか?

 

要するに、エネルギーの源である糖質を減らすのですが、

糖質をとると血糖値が上がって、インスリンが分泌され、

ブドウ糖を消費するとともに、

余ったブドウ糖を、脂肪として蓄える働きをもっているからです。

 

一方で、ブドウ糖は、脳の唯一のエネルギー源です。

ブドウ糖が足らないと、脳の働きが弱くなるのでは?

 

実は、ケトン体というシステムがあるので、大丈夫なのです。

 

ケトン体は、脂肪酸を肝臓で分解し、血液に放出します。

体に蓄えた脂肪が燃焼しやすくなります。

 

また、肝臓内で、アミノ酸中性脂肪を材料として、

ブドウ糖を作ることができます。

 

このようにして、糖質制限することで、ダイエットできます

  

ただ、タンパク質を多くとるので、

肝臓に負担をかけるし、

タンパク質に含まれる窒素は最後は尿素となり、

腎臓でろ過するので、

肝臓、腎臓には負担になると個人的には思います。

 

やはり、バランスの良い食事を

腹八分目でたべることが大切なのではないでしょうか。

こんな、40℃を超えるような暑い夏には、冷たい冬瓜のスープが最高です。

今日も暑い。40℃近い気温だ。

 

夏は好きだ。35℃程度であれば、耐えられる。

しかし、体温を超えた、風邪をひいて高熱をだした時のような、

40℃なる温度は、限界を超えている。

 

こんな暑いときは、冷たい料理が最高だ。

今日の夕食は、冬瓜のスープ。冷たいスープだ。

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冬瓜を、貝柱の缶詰を汁ごと入れた、鶏がらスープで煮る。

最後に、エビを入れて、エビに火が通ったら、

片栗粉でとろみをつけて、出来上がり。

 

温かいスープとして食べてもおいしいけど、

暑いときには、冷たいスープが最高だ。

 

冬瓜は、『冬』の『瓜』と書くが、旬は夏である。

 

Wikipediaによると、

丸(玉)のままなら冷暗所保管で冬まで日持ちすることから、

『冬瓜』と名付けられたらしいです。

暑いと食べ物が腐る

今日も、暑い

40℃近いし、湿度も高いから、汗が噴き出します。

 

こんな環境では、もちろん、食べ物が腐りやすくなります。

ところで、スルメなどの乾物は腐りませんが、なぜだか、知っていますか?

 

これには、水分が大きく関わっています

カビや大腸菌は、水分がないと増殖できません。

 

水分のない、乾物にくっつくと、

カビや大腸菌自身が持っている水分を吸い取られ、

細胞膜が壊れてしまうので、死んでしまいます。

だから、乾物は腐らないのです。

 

同じように、塩を多く入れたり、砂糖を多く入れると、

水分は塩や砂糖にくっついて、自由に動けなくなるので、

カビや大腸菌が増殖するために使えないので、腐りにくいのです。

ジビエ料理

我が家では、毎年、ふるさと納税で、

ぼたん鍋セットを頂いています。

 

ぼたん、すなわち、猪の肉は、牛肉に近いけども、

より濃厚な肉の旨味があり、

脂肪も脂っこくなくて、旨味があって、非常においしいです。

 

けれども、この、猪肉、野生なものだけあって、

E型肝炎には、気をつける必要があります。

十分に加熱をし、箸も、肉用の物を別に準備してます。

 

江戸時代にはもジビエ料理は食されていたようで、

生類憐れみの令がでたときも、

魚介類、鳥類、ウサギは鳥の一種とみなされ、は除外されました。

 

ウサギを一羽、二羽と数える習慣は、

このときからはじまったと言われています。

その理由には、長い耳を羽に見立てたなど、いろいろな説があります。

お店のブランド、料理のネーミング、これ、とっても大事です

 

ハンバーガー食べたいな~。

 

個人の店もいいけど、

やっぱり、マクドナルドかなぁ。

でも、今日は、健康に良さそうな、モスバーガーにしよう!

 

みなさんは、どうやって、成長お店を決めますか?

 

こんな、実験があります。

マクドナルドのロゴがついたハンバーガーと、

ロゴはないけど、まったく同じハンバーガー。

 

どちらがおいしいか、子供にアンケートをとったところ、

マクドナルドのロゴがついているもののほうが、

おいしいと応える子供が多かった。

 

また、料理名も大事です。

ただのペペロンチーノと書くよりも、

『材料にこだわったシェフ自慢のペペロンチーノ』などのように、

こだわった名前にしたほうが、味の評価が高かったりします。

 

確かに、うちの子供も、

同じ料理でも、器にこだわったり、盛り付けを工夫すると、

おいしいそうといって、食べてくれます。

 

人間の心理って、複雑ですね

お皿の大きさと、食べた量の関係

 

大きなお皿に料理を乗せると、

なんだか少ないように見えるし、

小さなお皿に料理をのせると、

今度は、多いように見える気がする。

 

みなさんは、こんな経験、ありませんか?

 

これは、心理学的に正しくて、

たとえば、エビングハウスーティチェナー錯視として、知られています。

 

そして、こんな、実験もされています。

大きなお皿と小さなお皿を用意し、

自分でアイスクリームを盛り付ける。

 

結果、大きな皿を持った人の方が、多くのアイスクリームを取りました。

また、ほとんど全員がアイスクリームを平らげました。

 

取ったあとで、どのくらいのアイスクリームを食べたと思うか、

アンケートもとってますが、差はありませんでした。

 

見た目というのは、非常に重要で、食べる量にも関わってきます。

 

こんな実験もされています。

大きさは同じで、細長い、縦に長いグラスと、

太くて低い、縦に短いグラスを用意します。

ここに、50mlの液体を入れてもらいました。

結果、太いグラスのほうが、多くの液体が注がれました。

 

高さが低く、平べったい容器を過少評価してしまったのです。

 

ダイエットする時は、小さな皿に料理をもった方が、

食べる量が少なくなり、ダイエット効果があがるかもしれません。