ブロッコリースプラウトをみそ汁にすると、    健康効果はありません              『スルフォラファン』の秘密について

我が家の食卓には、キャベツが欠かせない。

 

千切りにして、ドレッシングをかけて、食べるとおいしいし、

塩と酢で、マリネサラダにするのも良い。

食べきれなければ、炒め物、みそ汁の具に。

大量に余れば、焼きそばの具として食しています。

 

そんな、我が家で愛されているキャベツ、解毒作用があることを知っていますか?


キャベツは、アブラナ科の野菜です。

そして、アブラナ科の野菜には、DNA損傷をふせぐ効果があります。

それ以外にも、がんの転移であるとか、肝臓の機能も高めてくれます。

 

このアブラナ科の野菜が持つ有効成分は、

『スルフォラファン』という物質です。

ほぼ、アブラナ科の野菜にのみ、含まれています。

 

ところで、キャベツ以外に、アブラナ科の野菜は何があるのでしょうか。

例えば、

ケール、カリフラワー、ブロッコリー、カブ、白菜、

変わったところでは、ワサビも 含まれます。

 

ちなみに、レタスはキク科の野菜で、キャベツとはすこし系統が異なります。

 

ところで、ブロッコリースプラウト

体に良いと聞いたことがあるかもしれません。

 

スプラウト』というのは、発芽させた新芽を意味するので、

ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーの新芽のことです。

 

この野菜が体に良いのは、スルフォラファンをたくさん含んでいるからです。

スプラウトが成長したブロッコリーの、数倍もスルフォラファンを有しています。

 

例えば、ブロッコリースプラウトをそのまま、

みそ汁にして食べたらどうなるのか?

 

実は、この食べ方では、『スルフォラファン』が含まれいません。

正確に言うと、みそ汁にしたことで、スルフォラファンが生成しなかったのです。


アブラナ科の野菜を、調理のためにきざんだり、口で噛んで食べると、

これらの野菜が持つミロシナーゼという酵素と反応して、

スルフォラファンが生成されます。

 

おまけに、このミロシナーゼは加熱調理すると、効果が消えてしまいます。

だから、ブロッコリースプラウトを、きざまず、そのまま、みそ汁に入れると、

酵素の力がなくなり、スルフォラファンが生み出されなかったのです。


一度、スルフォラファンが生成すると、

この物質は熱に強いので、加熱料理しても消えることはありません。

 

また、きざんだ後、40分ほど待つと、スルフォラファンが

生成される量が最も多くなります。

そのまま放置しても、スルフォラファンが、減ることはありません。

 

やはり、キャベツをたべるちょっと前に千切りにして、

生のまま食べるのが、一番良いんじゃないから~。

 

 

ちなみに、調べてみたら、ありました。

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