グルタミン酸は、なんと、母乳にも含まれています
離乳食に、だしを加えると、赤ちゃんは喜んで食べます。
なぜだか、知ってますか?
だしは、赤ちゃんにとっとも、なじみの味だからです。
実は、母乳にも、なんと、グルタミン酸が含まれています。
おまけに、イノシシ酸も。
昆布とカツオ節でとった、ダシのようです。
なぜ、母乳に旨味が含まれているのでしょうか。
一つには、味付けのためといわれています。
たとえば、、味付けしていない野菜スープは喜んで食べないのに、
グルタミン酸を加えると、赤ちゃんは、喜んで食べます。
生まれながらにして、うまみが分かっているのです。
逆に、若者がうまみを認識できなくなるのは、
ファストフードを含めた、加工食品の取りすぎが原因かもしれません。
動物も同じです。実は、動物も、うまみが大好きです。
甘みが好きなのは、糖がエネルギーの源だから。
苦みは、毒のシグナルであるので、食べません。
また、酸味は腐ったものの味なので、これも食べません。
それでは、うまみは、何のシグナルを発しているのか。
うまみは、タンパク質のシグナルであると考えられます。
タンパク質のあるところには、
タンパク質の分解物、もしくは、原料にグルタミン酸が存在するので、
うまみはタンパク質のシグナルとなるのです。