ピロリ菌

ん~、なんだかお腹の調子が悪い。

調子が悪いというか、お腹が痛い。

医者に行って、胃薬もらって、飲んでも良くならない。

すると、医者からは『胃カメラ』検査を勧められました。

 

人生、3度目の胃カメラだけども、

何回やっても、気持ちがいいものではない。

 

いつも経鼻胃カメラ、鼻から入れる胃カメラで検査していますが、

『オェッ』となったことはありません。

口からの胃カメラよりも、鼻からの胃カメラの方が、楽なのかもしれません。

口からの胃カメラ検査をしたことがないので、比較できませんが・・・

 

さて、検査の結果は、『異常なし』。

一応、ピロリ菌に感染していないか医者に聞いてみましたが、

萎縮がなく、きれいな胃だから、ピロリ菌の感染はないでしょうとのこと。

 

さて、なんで、ピロリ菌の感染を気にするのか。

それは、ピロリ菌に感染していると、胃がんになる確率が高まるからです。


胃がん患者は、健常人と比べてピロリ菌の感染率が高いという

報告があちこちでされています

 

では、なぜ、ピロリ菌が胃がんを引き起こすのか?

 

ピロリ菌の細胞の表面にはTFSS(type IV secretion system) という、

注射針状の構造物があります。

ピロリ菌が胃の表面に付着すると、この注射針を胃細胞に刺し入れ、

CagAという、特殊なたんぱく質を注入します。

このCagAが、細胞をがん化させます。

 

先進国では、衛生状態が改善するにつれ、このピロリ菌の感染率が低下しています。

そして、このピロリ菌の感染率が低下するに伴って、

逆流食道炎などの、逆流疾患が増えています

 

この逆流疾患は、胃の上部や食道が逆流した酸性の胃液に

晒されることで起きます。

ですから、ピロリ菌が酸度を調整し、食道疾患を防いでいる可能性があります。

ピロリ菌も、デメリットだけではなく、メリットもあるようです。


さて、私のお腹の痛みは、いろいろと自分の生活習慣を考えてみて、

『炭酸水の飲み過ぎ』が原因だと思われます。

 

炭酸水って、飲むとスカッとします。

ビールをグビグビ飲んだ後の感覚に似ているような気がします。

なので、ビール代わりに毎日飲んでいたのですが、

炭酸って、要するに、二酸化炭素の空気の塊でしょ。

この空気がお腹にたまって、腸が張っていたようなのです。

なんで痛みが出たのかは分かりませんが・・・

 

炭酸水をやめたら、お腹の痛みは消えました。

炭酸水が飲めなくなったのは、残念です・・・