免疫
今日も仕事、疲れたな~。
仕事も片付いたし、さぁ、家に帰ろう。
ところで、鼻水が出るし、熱っぽい。
風邪ひいたかな~。
疲れて、免疫力が落ちたのかなぁ。
そう、免疫って、とっても大事です。
免疫系の機能は、機能不全の細胞や細菌、ウィルスなどの侵入者を取り除くことです。
免疫系には二つあって、
一つは細胞性免疫。
もう一つは、体液性免疫。
細胞性免疫は、損傷した細胞や、細菌などに感染した細胞に作用し、
その細胞を破壊します。
一方で体液性細胞は、細菌などやその毒性産物を防ぎます。
また、先天性の自然免疫と、後天性の獲得免疫があります。
たとえば、花粉症で問題になるのは、後天性の体液性免疫です。
侵入した花粉に、過剰に反応してしまうためです。
免疫系にはリズムがあって、昼間は体液性免疫が強く働き、
一方で夜は免疫性免疫が強く働きます。
風邪をひいたときに、眠くなるのは、細菌に感染した細胞を壊そうとする、
免疫性免疫を働かせるためなのかもしれません。
この二つの免疫には一日の間でリズムがあるので、
例えば、予防注射をする時間であるとか、
抗がん剤を投与する時間であるとか、適切な時間というものがあるようです。
傷が治癒するためには、細胞増殖が促進され、
新たな組織が形成される必要があります。
細胞を壊す能力を持つのは、細胞性免疫です。
もし、局所的に体液性免疫が優位に立つと、
傷が治ることはありません。
腫瘍の形成にぴったりの条件となるのです。
これは、いろんなガンの形成に共通しているようです。
腫瘍は成長するにつれ、体液性免疫が局所的に優位に立つように調整しているのです。
また、この免疫系は心理的要因によって、弱くなったりします。
例えば、アルツハイマー病の患者を介護している人がけがをすると、
普通の人よりも治るまでに9日間も長くかかったという結果もあります。
病は気から。まさに、その通りです。
私自身も、株取引をやるのですが、この春先の株価暴落で大損しまして、
気持ちが落ち込みました。
すると、なんだか、目がショボショボするし、鼻はムズムズするし・・・
これが、花粉症か!
花粉症って、けっこう、きついなぁ~。
生まれて初めて花粉症を経験しました。
気分が落ち込んで、免疫が落ちて、花粉症にかかったような気がします。
来年も、この花粉症、続くのだろうか・・・