腎臓病を予防するためには、未加工かつ、菜食中心の食事をすることが大切です
腎臓は、1日あたり約140リットルもの血液をろ過し、
毎日、1リットルから2リットルの尿を作っています。
腎臓が悪くなると、老廃物が血液中に蓄積し、身体の異常へとつながります。
腎臓病を予防するためには、未加工かつ、菜食中心の食事をすることが大切です。
腎機能を低下する食事成分は、3つあることがわかっています。
動物性タンパク質、動物性脂肪、それに、コレステロールだ。
どれも動物性食品にしか含まれず、
植物性食品に含まれるタンパク質や脂肪は、
腎機能を低下させないことが分かっています。
動物性タンパク質は、酸の負荷を高め、
アンモニア産生が増えるため、腎臓を傷つけてしまいます。
動物性タンパク質を摂取すると、たくさんの酸を発生させます。
これは、動物性たんぱく質の、含硫アミノ酸が体内で代謝されると、
硫酸が産生されるためです。
過剰な酸を中和するために、腎臓はアンモニアを産生します。
すると、余分なアンモニアが腎臓にたまり、腎機能が低下してしまいます。
一方で、果物や野菜はアルカリ性食品で、腎臓の酸の中を助ける働きがあります。
腎臓といえば、腎臓結石もあります。
腎臓内に石ができると、激痛を引き起こします。
ほとんどの石は、シュウ酸カルシウムでできています。
尿中のシュウ酸とカルシウムが増えて過飽和状態になると、
シュウ酸カルシウムという石ができます。
動物性タンパク質の摂取を減らすと、尿酸の蓄積を防げます。
尿酸が蓄積すると、シュウ酸とカルシウムが結合してシュウ酸カルシウムとなります。
一方で、果物や野菜を食べると、尿がアルカリ化し、結石ができにくくなります。
肉や魚を食べる量を減らし、果物や野菜を多く食べると、予防効果が高まります。
果物、野菜をたくさん食べることが、とっても大切です。