抗酸化力をもつ野菜、そして、ビタミンCは抗がん剤としても働く

がん・・・これって、DNAが傷つき、

DNAの複製に失敗するから起こる現象だけども、

これを防ぐ成分を、野菜は持っているのです。

 

ビタミンAとか、ビタミンCとか、ビタミンEとか

 

なんで、DNAが傷つくかっていうと、

酸素と、糖や脂肪と反応させて

エネルギーを作り出すんだけども、

この時に、「フリーラジカル」と呼ばれる、

副産物が生まれるからです。

 

抗酸化力をもつビタミンは、このフリーラジカルと安全に反応するので、

DNAへの悪影響を防ぐことができます。

 

このビタミン、植物は、太陽の光を使って、

糖(エネルギー源)を作り出すのだが(光合成)、

太陽の光って、ものすごく強いエネルギーだから、

酸化しちゃうんです。

これを防ぐために、植物は、ビタミンを使ってるのです。

 

そして、フェノール化合物、これも植物はもっています。

フェノール化合物で有名なのは、「ポリフェノール

ワインにたくさん入っていて、

寿命を延ばす効果があるなんて話を聞いたことがあるかもしれません。

これも、結局は、抗酸化力によるものです。

やっぱり、体は酸化させちゃだめだね。


そして、がんの再発を防ぐために、抗がん剤を使うこともありますが、

抗がん剤のかわりにビタミンCを注入すると、効果があるらしい。

なぜかといえば、ビタミンCには、抗酸化力があるから。

DNAを傷つける、フリーラジカルをやっつけてくれるから、効果があるようです。

 

ただ、抗がん剤の代わりにビタミンCを薬として使うと、

昔から存在する、特許の切れた化合物なので、

製薬会社にとっては、なんのメリットもないので、

あまり知られていないようです。