のどの渇き

 

今日も暑い。汗かいたから、味噌汁は、濃いめにしよう!

それにしても、塩辛い!

水をくれ!

 

しょつぱいものを食べると、すぐに水が飲みたくなるけど、

不思議に思いませんか?

 

これは、口の中や喉は細胞がむき出しになっていて、

細胞に傷をつけないように、薄い膜があるだけです。

 

塩辛いものには脱水作用があるので、

むき出しの細胞から水が抜けて、

脳に危険信号を出すから、水を飲みたくなるのです。

 

熱いものを食べる地域、

たとえば、茶粥を食べる習慣のある奈良では、

食道がんが多いことで知られています。

 

熱いものを食べると、

食道にダメージがあるためですが、

食道は細胞がむき出しになっているので、

影響を受けやすいのかもしれません。

牛乳を飲むとおなかが痛くなるのはなぜ?

 

牛乳を飲むと、お腹が痛くなる人がいますけど、

なんでおなかが痛くなるか、知ってますか?

 

これは、乳糖不耐症によるものです。

 

牛乳には、乳糖という炭水化物が含まれます。

この炭水化物は、腸管内の酵素

ラクターゼによって分解されますが、

ラクターゼをあまり持たない人が、日本人には多くいます。

すると、乳糖が分解されず、

腸壁を刺激して下痢を起こすことが多いのです。

 

ヨーグルトを食べておなかが痛くなることはありませんが、

これは、乳酸菌がラクターゼをもっていて、

発酵中に乳糖を分解するので、

ヨーグルトには、乳糖がほとんど含まれず、

お腹が痛くなりません。

 

同じことが、人工甘味料でも言えます。

カロリー0をうたっていて、

また、お腹がゆるくなることがありますと書いてあります。

 

カロリー0なのは、体内で分解されず、代謝されないからです。

分解されずに腸までたどりつくと、腸壁を刺激するので、

トイレに生きたくてはなる場合があるのです。

じゃがいも

今日も、暑い

先週まで北海道に遊びに行ってたので、本州の暑さは堪えます。

 

北海道といえば、食べ物。

サケ、ウニ、ジンギスカン、そして、野菜も新鮮でおいしいです。

 

じゃがいもも、ホクホクとして、

私が食べた、『キタアカリ』のじゃがバターも、

甘みがあって、最高においしかったです。

 

さて、このじゃがいも、南米アンデスの高地が原産地です。

紀元前7000年くらいから、栽培されていたといわれています。

 

そのじゃがいもが、ヨーロッパに伝えられたのは、16世紀になってから。

南米に上陸したスペイン人が本国に持ち帰ったことが始まりです。

最初にじゃがいもを見たスペイン人は、

きのこの一種と勘違いしたと言われています。

 

当初は観賞用の要素が強く、食用として定着するまでには時間がかかり、

戦争、飢饉などもあり、

じゃがいもは、18世紀になって、ヨーロッパでの食糧としての地位を得ます。

 

ところで、男爵いもはどうしてこの名前になったのか。

男爵いもは、川田龍吉_男爵が、

海外から取り寄せたアイリッシュコプラ―という

品種を日本で普及させたのが始まりです。

 

男爵が広めた いもということで、

男爵いもと呼ばれるようになりました。

脚気

 

脚気の検査、したことありますか?

膝のあたりをコンコンとたたくと、

足がビヨーンと、反応する、あの検査。

 

脚気は、ビタミンB1不足でおきます。

日本は古来から、一汁三菜、

つまり、飯、汁、菜の質素な食事をしていましたが、

ビタミンB1は、飯の玄米に多く含まれていました。

 

コメの糠にビタミンB1が多く含まれていることは、

みなさん、ご存知だと思います。

 

脚気は、奈良時代にはすでに現れていて、

当時は、上流階級の人々は白米を食べていたからです。

 

江戸時代には、江戸や大阪では、庶民も白米を食べるようになり、

都市部に行くと病気になるが、田舎に帰ると治ってしまうことから、

江戸患いや、大阪市では腫れと呼ばれていました。

 

日露戦争では、戦病死者37000に対して、

脚気によるものが、28000人、

白米ばかりたべていたことによるものです。

 

明治後期から大正時代にもっとも多くの米を食べていました。

1人1日あたり、なんと、平均で3合、

成人男性で5、6合食べていました。

 

米ばかり食べては、健康にもちろん、良いわけがなく、

戦前まで、平均寿命が40才代と、短命でした。

糖質制限ダイエット

 

今、流行の糖質制限ダイエット

どんな仕組みで痩せると言われているか、知っていますか?

 

要するに、エネルギーの源である糖質を減らすのですが、

糖質をとると血糖値が上がって、インスリンが分泌され、

ブドウ糖を消費するとともに、

余ったブドウ糖を、脂肪として蓄える働きをもっているからです。

 

一方で、ブドウ糖は、脳の唯一のエネルギー源です。

ブドウ糖が足らないと、脳の働きが弱くなるのでは?

 

実は、ケトン体というシステムがあるので、大丈夫なのです。

 

ケトン体は、脂肪酸を肝臓で分解し、血液に放出します。

体に蓄えた脂肪が燃焼しやすくなります。

 

また、肝臓内で、アミノ酸中性脂肪を材料として、

ブドウ糖を作ることができます。

 

このようにして、糖質制限することで、ダイエットできます

  

ただ、タンパク質を多くとるので、

肝臓に負担をかけるし、

タンパク質に含まれる窒素は最後は尿素となり、

腎臓でろ過するので、

肝臓、腎臓には負担になると個人的には思います。

 

やはり、バランスの良い食事を

腹八分目でたべることが大切なのではないでしょうか。

こんな、40℃を超えるような暑い夏には、冷たい冬瓜のスープが最高です。

今日も暑い。40℃近い気温だ。

 

夏は好きだ。35℃程度であれば、耐えられる。

しかし、体温を超えた、風邪をひいて高熱をだした時のような、

40℃なる温度は、限界を超えている。

 

こんな暑いときは、冷たい料理が最高だ。

今日の夕食は、冬瓜のスープ。冷たいスープだ。

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冬瓜を、貝柱の缶詰を汁ごと入れた、鶏がらスープで煮る。

最後に、エビを入れて、エビに火が通ったら、

片栗粉でとろみをつけて、出来上がり。

 

温かいスープとして食べてもおいしいけど、

暑いときには、冷たいスープが最高だ。

 

冬瓜は、『冬』の『瓜』と書くが、旬は夏である。

 

Wikipediaによると、

丸(玉)のままなら冷暗所保管で冬まで日持ちすることから、

『冬瓜』と名付けられたらしいです。

暑いと食べ物が腐る

今日も、暑い

40℃近いし、湿度も高いから、汗が噴き出します。

 

こんな環境では、もちろん、食べ物が腐りやすくなります。

ところで、スルメなどの乾物は腐りませんが、なぜだか、知っていますか?

 

これには、水分が大きく関わっています

カビや大腸菌は、水分がないと増殖できません。

 

水分のない、乾物にくっつくと、

カビや大腸菌自身が持っている水分を吸い取られ、

細胞膜が壊れてしまうので、死んでしまいます。

だから、乾物は腐らないのです。

 

同じように、塩を多く入れたり、砂糖を多く入れると、

水分は塩や砂糖にくっついて、自由に動けなくなるので、

カビや大腸菌が増殖するために使えないので、腐りにくいのです。